どんな目的がレクリエーションにはあるのか?

レクリエーションマスターになりたい!

レクリエーションの目的ってなに?

身体機能や脳機能の活性化

クイズや言葉を使ったゲーム、折り紙などのレクリエーションの経験はないでしょうか?実はこれらのレクリエーションには脳機能を活性化させて、認知症の予防や進行を食い止める目的があります。ただ適当に「楽しめそうだから」なんて理由で企画されているわけではないんですよ!
また脳だけではなくて、体の健康を維持する効果も目的になります。「身体機能が衰えてしまっているからしょうがないよね」なんて理由で体をまったく動かさなければどうなるでしょうか。答えは筋力が低下して、ますます動けなくなってしまいます。このような過度な安静で身体機能が衰えてしまうことを、廃用症候群と言います。
身体機能や脳機能を活性化させることが、レクリエーションの大きな目的になっています。

身体機能や脳機能の活性化

外出機会と頻度を高める

高齢になって体力や身体機能が衰えてくると、衰えに比例して外出機会や頻度が減ってしまいます。これは一人暮らしの高齢者がうつ病や引きこもりになってしまう原因として考えられています。さらに、認知症の原因としても挙げられていますから、外出機会や頻度は非常に大切なものだとわかるはずです。
この問題を解決するためのひとつの手段として、デイサービスのレクリエーションがあります。レクリエーション自体に参加してもらうことが、外出のきっかけになります。そして、社会生活や他者との交流の楽しさを再認識してもらうことで、外出頻度を高めることにつながります。レクリエーション中はコミュニケーション量が多くなって脳が活性化されるのも、認知症予防として期待できる点ですね。

施設内の関係構築

施設内の生活を観察していて、ユニットの中でグループがいくつかに分かれてしまう光景を見たことはありませんか?グループ内でしかコミュニケーションを取らないような利用者さんを見ることも珍しくはないですよね。グループに分かれることが悪いとは言いませんが、どのグループにも属せずに孤立してしまうのは良くありません。
施設内ではコミュニケーションが生まれやすいと思っている人もいますが、実はそれって勘違いなんです。世代が離れていたり他県から来たりすると、グループに入れずにコミュニケーションが生まれないこともあります。この問題解決のために利用されるのがレクリエーションです。レクリエーションは共同作業で何かを成し遂げたり、楽しい時間を過ごしたりすることで、良い人間関係の構築をするきっかけになります。レクリエーションは施設内を楽しく過ごすための人間関係を構築することも目的です。

レクリエーションに興味がある人へ